山のぼり ツアーレポート

2020/8/7  北鎌尾根

槍ヶ岳北鎌尾根
日本一有名(と思われる)バリエーションルート

槍穂界隈は、コロナ、地震、水害&長梅雨とネガティブ要素盛沢山で足が遠ざかったいましたがやっと行けた。

天気は良かったけど、身体に堪えた・・・コロナ自粛のせい?
それとも歳か・・・?

2020年。
小雪で始まり、コロナ禍、長梅雨、豪雨災害・・・。

暗雲たる年。
でも明けない夜は無い。明けない梅雨も無い。

そう、やっと・・やっと夏山が来たーー!!
晴れ予報のアルプスだーー!!

でも、河童橋は人影まばら・・・。
コロナのせいか?
それとも外国人が居ないとこんなものなのか?
もう一つの変化

小梨平に、あの画伯が居ない!!

なにがあった?
おっ死んぢまったか??
時の流れを感じながら
久しぶりの横尾までの道のり

感じるのは、すれ違いが少なく人が居ない

・・・それより強く感じるのは
やっぱりこの道はダルい!!

少々ウンザリしながら横尾に到着

小屋の外で山を眺めながら一杯ひっかける
ここも人影が無い・・・。シーズンオフみたい。

静かな横尾山荘で快眠
次の日
今日は北鎌沢出合いまで、6〜7時間の行程

朝食を食べてゆっくりと出発

朝のヒンヤリ空気は気持ちいいが、水俣乗越への登りは日が当たりだして暑い
プラス久しぶりの重荷が肩に食い込む

お一人がコロナ自粛運動不足で失速して
ゆっくりゆっくり水俣乗越到着

は〜〜しんど。

【7:20】出発⇒【10:00】水俣乗越分岐⇒【11:25】水俣乗越
さて、今回は晴れ予報なので天気は問題なし
懸念材料は地震と大雨の影響だけど

これは行ってみないと分らない。

そんなちょっぴり不安材料を抱えながら、下降開始
これがまた難儀な道なんだな〜〜

出だしにそれはそれはザレザレ地獄に苦労しながら、北鎌沢を目指す
少し降りると道も安定してくる・・・が歩きにくい事は変わりなし。

薮を掴み足を滑らせながら進むと
左手に明日行く北鎌尾根が見える

明日の今頃(12:45)はどの辺りを歩いてるかな〜?
無事に登らせてくださいね槍ヶ岳様!

それにしても、雲行きが怪しくなってきた・・・。

雪も少し残ってたけど、アイゼン無しでも通過可

今年の大雨の影響か?それとも昨年の19号のせいか?
沢は大きな岩が砂利で埋まっていて荒れ模様
若干歩き辛い&マーキングはほぼ無し

まぁでも、ともかくドンドコ下ればよろし。
写真の三本の木が右手に見えれば出合い到着

どうやら雨の心配は無さそう
三本の木の対面が北鎌沢

もしかして沢が荒れまくってるかも?
と思ってましたがそんなでもない。

沢の水もちょいと多目な気がするが問題なし。
実は少し心配していた、「大雨で沢が荒れてテント張る所が無いんじゃ無いか?」問題

これも、少し整地して無事5張り設営(今年はコロナ対策で独りひと張り)
※実質、快適に張れるのは3張りほど。

テント設営後は、それぞれ水浴びしたりお茶したりしつつ、明日の為のアイドルタイム

日没前に簡単な夕食を済ませて、明日の晴れを願って就寝

【10:50】水俣乗越発⇒【14:10】北鎌沢出合い到着
夕べに寝袋にくるまりながら、雷の光と音を聞き明日の天気を憂い

浅めの眠りから覚めて朝飯を流し込む

【3:00】起床⇒【4:30】出発

月明かりが明るい
天気は良し!!

夜の明けきらぬ緊張の出発
薄明るい足元をヘッデンを頼りに登りだすと

程なく分岐
水の流れは本流の左股のみ
なのでそちらについつい吸い込まれるが、コルは右股(写真の⇒方向)
3年ぶりの北鎌沢右股は予想通り荒れ気味

途中に数カ所ある大岩で少し攀じ登り箇所あり

巻き道が無いので、重荷を背負って登るしかないので岩の練習は必須ですな

右股を詰めてくると、写真左手のコルが見えてくるが
本当の北鎌沢のコルは右手⇒方向

※まぁ左手を詰めて行っても稜線に乗り上げるのは可能だが苦労すると思われる
すんなり行くなら右手
「ちょっと、この登りキツいんですけど・・」
「北鎌の核心はここじゃないか?」

と、毎回思いつつコルに到着

ここで大休止とハーネス装着

【4:30】出発⇒【4:50】右股分岐⇒【7:05】コル
もーー充分登ったわ・・・と感じるコルまでの登りも
まだまだアプローチの範疇

北鎌トレースに一番必要なのは体力だねやっぱり

コルからはしばらく難しい登山道と言った登りが続く
しかし!過激に急登でキッツイキッツイ(;゜Д゜)

ハイマツを掴みながら攀じ登ってくると
視界が開けて山並みがドーーーン!!

右手に裏銀座、左手に表銀座
この景色が見れるのはここだけ!(当たり前か(笑))
天狗の腰掛までがキツイ登り
ここで弱音を吐くゲストのお尻を叩きながら先に進む

アップダウンを繰り返し
独標の基部到着

今回は巻き道を選択し、気を使うトラバースを進む
写真は有名?なくぐり岩

もちろんロープ確保してますよ
トラバースを終えると、写真のルンゼに到着
ここから稜線に向かって登る

※北鎌は踏み跡多数&ルートも多数なので、このルートが正しいかはご自分でご判断を

このルンゼはほんの短い距離ですが
お助け紐が無いと重荷を背負って登るのは結構難儀なんです。
力任せにルンゼを攀じ登り、その後は適当にルートを見出して稜線に出る

独標の次の次ぐらいのピークで大休止

は〜〜やっと槍ヶ岳様もお姿が見れたね〜
ここまで既に6時間!!

まだまだ穂先を遠い
先は長いね〜〜・・・。

【8:30】天狗の腰掛手前のピーク⇒【9:35】独標基部⇒【10:45】休憩のピーク
え〜〜この写真のピークはP幾つだろう?

全く不明ですが、ボロボロの白い岩のピークです
知ってる人はP幾つか教えてください(笑)

このピーク手前辺りから地震の影響が顕著でした
写真の登攀もボロボロ・・・。
稜線をトレースしたり、トラバースをしたり
踏み跡が沢山あるので
どのルートが一番早いか??

それは内緒です(笑)
もう何回も行ってますからね、自分なりの比較的歩き易く早いルートは頭に入ってる

ただ今回は写真のような地震の影響と思われる、崩れた跡がルートを塞ぐところが数カ所

まぁ歩き辛かったけど突破できない事は無し
ただ少々時間がかかる
天気は最高!!
眺めも最高!!

積乱雲の発生も感じられない

あ〜〜〜極上の北鎌尾根

写真は表銀座方面
こっちは裏銀座

ただ、天気が良い分太陽サンサン

暑い!・長い!・しんどい!
こんなこと言ってたらお天道様からバチが当たるな(笑)

でも、やっぱり 暑い!・長い!・しんどい!
とか何とかボヤキながらも歩くしかない

極上の天気に感謝しつつ
重い足を引きずって

北鎌平を過ぎと
槍の穂先が迫る!!
休憩後

さぁ〜〜〜最後の登りっすよ〜〜!!

バックにトレースしてきた北鎌尾根を見ながら
穂先にGO!
穂先へ登りは地震の影響は少な目

ザレ場を嫌って適当に岩を登る

いつものルートを見出して
ルンゼでひと登攀(V級ぐらい)

その後有名なチムニーを見上げる(写真)
地震の影響はちょっぴりあるが問題なく登れそう

グレードはV級程度

晴天の3000mでのクライミングは気持ちイイね〜〜

疲れてなければ尚イイ(笑)

チムニーを登れば山頂は直ぐそこ!

やっと山頂に着いた〜〜!!

序盤でペースダウンして何時になるかな〜?
と思ってましたが、最後に盛り返して予想より早い到着でした。

山頂は、こんなに天気が良いのに人は少な目
ここもコロナの影響か・・。

【12:10】ボロボロ登攀先のピーク⇒【14:35】穂先基部⇒【15:25】山頂
この時間でもガスが湧かず!

穂高が見渡せる〜〜!!
頑張ったご褒美ですね〜〜!

たっぷり山頂を楽しんで下山

心地良い疲労感と日焼けを感じつつ、祝杯をを挙げて就寝

槍ヶ岳山荘はハイシーズンとは思えない空きっぷりでした。
小屋は死活問題で大変でしょうが、いち登山者としては空いてて快適に過ごして次の日

ヤマテンさんは朝は晴れると言っていたが
見事に裏切られご覧のハードガスと強風

予定していた小槍クライミングはキャンセルと相成りました。
そうと決まればとっとと下山

ダルダルダルダルな横尾からの帰り道
「こんなにダルかったっけ?」
「コロナのお陰で体力が落ちたか?・・・それとも歳か?」(-_-;)

そして、やっと着いたと思った梨平に なんと!!
あの画伯のテントが建っていた!!!

良かった生きてたのね〜〜〜。
(この画伯とは全く面識はありません)

と変な安堵を覚えつつ北鎌尾根も終了

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