ペテガリ岳に引き続きの神威岳
って事は~~?
そう片道3時間の林道歩きのオマケ付きなのである。オマケと言うにはあまりにもボリュウームあり過ぎだが・・・。
しかも、今回はすぐれない天気予報。
雨男パワー復活か・・・・(T_T)

予定外の1日目

又もこの林道を歩くのか・・・。
人は辛い事も良い事も忘れるから生きていけるって言うが、昨日の事を忘れてたら痴呆だしなぁ(笑)

林道歩いて神威山荘前泊で登りますが、どうしますか?と言う問いに6名の強者が残り、いざ出発!【13:25】

林道脇にある、これは芸術作品です。
って言っても通じそうな美しい木材の積み上。
これは相当こだわりがある人が積んだんだな。

実は昨日のペテガリの帰り道で、林道復旧作業の車両に出会い、数日の内に復旧する事が分かっている無情の状況なのである( ゚Д゚)

が、しかし、日程の決められた我々は行かねばならんのである。
崩れていた箇所も綺麗になっていた・・・・・じゃあ、開けて・・・これ以上は言うまい。
男は黙って林道歩き!

その重機が林道の傍らに。

皆さん。無心になりたければ長い林道歩きをお勧めします(笑)
最後の方でどしゃ降りに見舞われる望まぬオプション付きで
悟りを開けそうな林道がやっと終了【16:45】

ピンボケでスミマセン。
神威山荘はもちろん貸し切りである。
この天気予報で林道歩いてまで入る奇特な人は居ないよね~普通(^^;)
夕立の雨音を聞きながら簡単な夕食を摂りつつ、最悪は増水でこのまま退却もあり得ますね~~と非情の一言を伝えて就寝。

2日目


雨は降っていない。
どうやら天気の神さまは味方してくれているようだ(今のところ)
帰りの林道を(考えたくないが)考えると行動時間が非常に長くなるので早目の出発【4:30】

さ~~て懸念材料だった沢の水量は・・・??
おっ!?多いけど許容範囲!?

少ない時は脛ぐらいだけど、今回は腿。
何とか出だしで撤退を免れる。
少々苦労しつつも渡り切って先に進む。

数年前の大水で渓相が変わる前は、薮道も踏み跡も結構固定されていてマーキングも多く(今よりは)分かりやすかったけど、それ以降はちょっと分かりにくくなっている道を進む。

以前よりは明らかに沢の中を歩く事が多くなり、正に適当に遡行。
渡渉は何回とか言えなくて、沢山あります。
1回目の渡渉以降は特に大変な所は無し。
自分で行く人は要ルートファインディングです。

2時間少々歩いて左手の崩壊地が見えたら、右の沢に入る。
※沢歩きが多くなった分、古い地図のコースタイムより時間がかかります。

程なく尾根取り付き到着【7:15】
ここで沢靴から登山靴にチェンジ
まぁ、どうせ薮の露で登山靴も中まで濡れるから一緒だと思うんだけどね(^^;)

神威岳に登った人は口をそろえて言う、「二度と登りたくない」と。
そう思わせる約800mの急登!
そして薮漕ぎ!
もれなく薮の露でずぶ濡れ!
3拍子そろって素晴らしい!(笑)

耐える事約2時間
この急登は途中でゆっくり休める様な適地が無いのよね~。
視界が開け、中ノ岳・ペテガリ方面のガスが取れそうで・・・・取れない(T_T)

さらに進んで行くと
(天気が良ければ)神威岳が見えるが、当たり前に今日は見えず・・・。

最後の最後に、顔にかかる灌木、笹の薮から解放される
けど、ハイマツ漕ぎが待っている(ハイマツ漕ぎ初級(当社比))

薮の露で(雨が降って無くても)ほぼ全身ずぶ濡れになりながら、やっと山頂~~!【10:15】
この800mの登りが充実しすぎているので、妙に達成感のある山頂なのである(笑)
山頂の天気は回復傾向のようだが、安定の真っ白でほとんど何も見えず・・・。
どーーーもこの神威岳とは天気の相性が悪いようで、過去10回近く登っているけど山頂からの好展望は無い(T_T)
一度ドーーーンとペテガリとかソエマツとか見てみたいわ~。

それでも、風も無く思ったより快適な山頂を味わって帰路
下りてくると山頂が見えるって言う登山アルアル(^^;)

薮をワシ掴みで急傾斜をドドーーーッと下って取り付きへ戻る【12:00】
帰り路は薮も岩も乾いてきてました。

帰りも適当にライン取りして沢を下る
沢歩きは暑くないのが救い。

最後の渡渉はかなり水量が減ってました。
これで車に乗って終了~~~と行かないのが辛い・・・(T_T)【14:45】
(考えたくなかった)林道が(待っていなくてもいいのに)待っている。

神威山荘で帰り支度をして【15:15】出発

3時間の林道歩き
悟りを開く===修行をして心の迷いが解けて、開悟する事(引用goo辞書)
3時間では心の迷いは解けなかったので修行が足りないな(笑)

そして最後に最大の修行が待っていた!!!【18:20】
なーーーーんと!!林道のゲートが空いているではないか!!!

ぐぬぬ~~~~この不条理を超越してこそ涅槃にたどり着き、解脱すると言う事か・・・・・!?
まだまだ修行が足りないと自覚して、長い長い(14時間)神威岳が終了
本当にお疲れ様でした~~!
注)別に仏教徒ではありません(笑)