紅葉シーズン真っ只中の10下旬。越後三山最高峰の中ノ岳へ登ってきました。

初日は浦佐駅近くのホテルのロビーに18時に集合です。翌日のスケジュールなどを参加されたお客様と話しをした後、この日は各自部屋で中ノ岳登頂に備えていただきました。

登山日の朝のホテル出発は3:15。3時の予定でしたが、ガイドの私が寝坊してしまいました。。

大変申し訳ありません。

と言うことで、仕切り直して登山口の出発は4:30ごろ。長丁場のコースの割には少しのんびりスタートになってしまいました。

登り初めて50分ぐらいすると石でできた「一合」の道標。この道標は「二合」、「三合」と「山頂」まで続きます。

先週の焼山に引き続きのお客様もおり、「また、ヘッドライト付けてのスタートですね!」なんて話しもしてました!「一合」~「二合」の間には簡単な岩場や鎖の付いた急登があり、中ノ岳の登山道の緊張感が高まります。

スタートした時は真っ暗でしたが、「二合」を過ぎた辺りから、空も白んであかるくなりはじめて、頭上の樹林も薄くなったので、漸く回りの様子も分かるようになってきました。「秋、真っ盛り!」と言った感じの鮮やかな赤が今も脳裏に焼き付いてます!

登っているとき「五合」を過ぎた辺りで一度、雨に強く降られましたが、それ以降は少し風に吹かれ、ガスに包まれ周囲は真っ白と言う天候以外は問題なく歩くことができました。

ガスに包まれてるお陰で、雲の中を彷徨う様に黙々と歩みを進めることができました。

「九合」までは殆ど急登が続くので、たまにある平らなところで小まめに呼吸を整え休みながら進みます。「九合」が尾根と稜線の分岐になっており「山頂」まではあと少しです。

「山頂」までは稜線をトラバースするように登って行きます。雨と夜露で濡れた草付き、岩場、泥が滑りやすくなってるので登頂への思いを押さえつつ、ゆっくり進みます。

9:45分。標高2,085m。越後三山最高峰で日本200名山の中ノ岳に登頂です!「九合」分岐を出発して「山頂」までは20分ほどでした。相変わらずのガスガスの山頂。。。

と思いきや防寒して栄養、水分補給していると風に吹かれて南魚沼市の方面のガスがドンドンとれていきます。「みんなの日頃の行いが良いからだ!」と山頂で盛り上がっていました。

下山は往路をだどって下りていきます。下るに連れて天候が回復していくので、早目の下山の安心感と共に紅葉狩り気分で、登りでは眺めることのできなかった景色を堪能していきました。

登りでは立ち寄らなかった、「五合」の日向山からも景色を堪能。雨量計の建物の階段を登ったところから見る、中ノ岳が迫力があっておすすめです!最終的には日差しも指したり、所々から青空も見えたりで下山中は暖かいぐらいまで天候が回復。レイアリングが慌ただしい1日となりました。

今回もツアーにご参加いただきありがとうございました。また、次回もツアーへのご参加お待ちしております。よろしくお願いいたします!