2022/6/1-2 北陸の300名山

1日目

ガイドの竹林です。

昨年まで恒例だった3日で5座登る北陸の300名山荒稼ぎ

ツアーは今年から工程を分けて2つのツアーに分けて

プログラミングされました。

それもこれも富山県道54号の通行止めのため、大笠山-

大門山縦走が非常に困難を極める状況になってしまった

事によります。

今回は2つに分かれたツアーのうち、大門山を

メインターゲットにしたツアーを案内してきました。

初日は9:30に名古屋駅に集合。

そこから東海北陸道で移動する事約3時間、奥医王山と

医王山、白兀山の登山口がある夕霧峠に向かいます。

まずは奥医王山に向けて登山開始です。

登山口から288段の階段を登ると「見返りの大杉」という

杉のある展望台に着きます。

あまり大きくありませんが…

金沢市街の向こうに日本海が広がります。

2枚目は医王山(舵尾山)と白兀山。

これまでは秋にしか来たことがありませんでした。

秋に来るとこの龍神池には水がないのですが、雪解けの

この季節にはしっかりと水があり、池になっていました。

ナウシカベンチを越えると。

山頂まではあと僅か。

30分ほどで山頂到着です。

一旦夕霧峠に戻り、今度は反対側の登山口に向かいます。

ここが白兀山に向かう登山口。

こちらも初めは階段ですが、やがてブナの気持ちの良い

樹林帯になります。

医王山の山頂。

舵尾山(だおやま)とも言うらしいです。

医王山の山頂から白兀山方面に少し下ると

Dao terraceという展望台。

あの先が白兀山。

白兀山の山頂。

奥医王山と同じように展望台が設置されています。

初日は予定通りに終了です。

9:30 名古屋駅集合

12:30 夕霧峠

12:40 奥医王山登山開始

13:10 奥医王山

13:30 夕霧峠

13:40 医王山、白兀山登山開始

14:00 医王山(舵尾山)

14:26 白兀山

15:12 夕霧峠

16::05 赤尾館

2日目

2日目は6時に朝食。

7時に宿から車で1分の車止めゲートまで移動。

ここからこの日の長い舗装路歩きの始まりです。

歩き始めて10分。

この崩落の為に大門山が300名山の難所となってしまい

ました。

この崩落地、2年前よりもまた危うくなっていたような…

その後も大雨など降る度に表面が崩れていっているの

でしょう。

そして、分かってはいましたが道中も荒れ放題…。

2年も人の手が入らなければそうなりますよね。

ちょっと問題あるかなって思って写真は上げませんが、

鹿の頭蓋骨や朽ち果てた毛皮…。そして胴体の形が

そのまま残った骨など。

この先が少し思いやられる感じの歩き始めとなりました。

このブナの樹。

見事ですよね。これだけ真っ直ぐにそして高く伸びている

ブナの樹はなかなか珍しいと思います。

こちらは2年前にはなかった2箇所目の崩落地。

1箇所目のように危険ではありません。

ようやくブナオ峠に着いたのは歩き始めから約3時間が

経過した頃でした。

ここでしばし休憩したのち、登山に備えます。

登山道は大変穏やかで気持ちの良いブナ林です。

ですが、やはり2年間まるで人の手が入っていないので

登山道には藪が覆いかぶさってきています。

山頂直下には雪渓がありますが、全く支障はないです。

ちょうどお昼頃に山頂到着です。

長かった!

下りは単純に往復なので、状況は割愛。

これまでここのツアーは秋に組まれておりましたが、

初夏の今はお花がたくさん咲いていて退屈な県道歩きを

紛らわせてくれました。

ツバメオモト

ウワミズザクラ

キクザキイチゲ

オオカメノキ

ウツギ

などなど。

写真に撮っていませんでしたが、サンカヨウも群落して

いましたし、イワカガミにチゴユリ、マイズルソウなども

多く見られました。

お花を愛でるのはパワーゾーンのツアーらしくない!

でもそうでもしなければあの往復5時間越えの県道歩きは…

と、言うわけで300名山の難関となってしまった大門山

でした。

ご参加下さったゲストの方々、ありがとうございました!

またお会いできる日を楽しみにしています!

7:00 車止めゲート

7:09 崩落地

8:54 第二崩落地

9:56 ブナオ峠

11:34 稜線分岐

11:55 大門山

12:34 稜線分岐

13:32 ブナオ峠

15:49 崩落地

16:00 車止めゲート