2023/6/30-7/1 最近林道歩きばかり…

1日目

本来の予定は夕方浦河町荻伏にある吉田屋旅館さんに各自集合。翌朝早朝出発で神威岳をピストン。だったのですが…。

例によって元浦川林道が通行止め…。

というわけで初日の集合は10時新千歳空港に変更し、その日のうちに3時間越えの徒歩で神威山荘まで入る事になりました。

やはり同じように林道歩きを余儀なくされた昨年は、この場所が大きく崩壊していたようです。

今年は今のところ車両が通れなくなるような箇所は見当たらず。

林道終盤、ようやく日高の稜線が見えてきました。なんて山かはサッパリ分かりませんが💧

結局歩き始めから3時間41分を要しました。

辛過ぎますね、この林道。

でも結局目立った崩壊箇所は見当たらず!車両でも十分に走れる状態でした。

何で通行止めにしてるんだ!💢

と、激しく憤るエースガイドのM.T氏。

新千歳空港     10:00

吉田屋旅館     12:30

林道ゲート歩き始め 13:28

神威山荘      17:09

2日目

気を取り直して翌朝4時、長い一日の始まりです。

と、最初の徒渉点。

この水量、流れの勢い。昨夜から未明にかけて激しい雨が降っていましたが、予想通り沢はかなり増水していました。

一旦私とエースガイドの2人で沢の真ん中あたりまで入り様子を見ましたが、とてもゲスト10名を安全に渡渉させることはできない状況と判断。やむなく一旦山荘に引き返します。

行程上のタイムリミット(実際には多少オーバーしているが…)寸前の5時半、これでダメなら諦めようと誓い、再出発。

沢の状況はこんな感じ。

1時間半前より水量は減っているものの、まだ流れもかなりあります。

ロープをフィックスし、両サイドからガイドがサポートしながら何とか全員を無事に通過させられました。

沢沿いの道は不明瞭。

基本的に踏み跡は続きますが、時折藪に覆われたり倒木に遮られたり。

沢の右岸、左岸を行ったり来たり。

でも歩きやすそうな場所を探しながら沢を歩いて行くのは冷たくて何か気持ちがいい^_^

ここまで来れば沢はお終い。

沢靴から登山靴に履き替え、高低差約800メートルの容赦ない急斜面に挑みます。

なんでも北海道三大急登に選ばれているらしく、なかなか手強い急登。

しかも落ち着いて休憩できる場所もない。斜面で立ち休憩を交えながら着々と高度を上げてゆきます。

山頂手前からは藪が濃くなってきます。

ようやく辿り着いた山頂。

この時点で時間は既に12時手前。

う〜ん…帰りの長い工程を考えると、どう考えても下山はヘッドランプが必要だ…。

何はともあれ皆さん登頂できた喜びはひとしお。

とにかく急いで下山。でも疲れた体に鞭を打ち、事故につながらないように慌てずにペースメイク。このさじ加減が本当に難しいが、ガイドの腕の見せ所。この日の私は…上手くできたかどうか。

山荘前ではキタキツネがお出迎え。

最終的に吉田屋旅館さんに戻ったのは21時過ぎ。

大変ご迷惑をお掛けしました💦

神威山荘再出発    5:30

尾根取り付き     8:48

神威岳        11:52

尾根取り付き     14:06

神威山荘       17:05

でした。

今回ご参加くださったゲストの方々、ありがとうございました。

またお会いできる事を楽しみにしています!