時を戻そう

そう、時は雪が解け里はすっかり春めいた4月上旬
300名山の中で道が無く、しゃあなく残雪期に行かなければならない男鹿岳に行った話である。
今さら感満載なので
今後訪れる梅雨時期の暇つぶしにどうぞ(^^;)

男鹿岳と書いて(おがだけ)は福島県読み、(おじかだけ)は栃木県読みらしい。知ってました?
(おじかだけ)の方がしっくりくるか!?(おがだけ)だと秋田県の男鹿半島の山のイメージ!?
まぁお好きな方でお読みください(笑)

例年男鹿岳は、南会津から大川峠林道を辿って北西尾根から登るが、今年は今は亡き代表の発案で男鹿川から登る羽目になってしまった(^^;)
調べてもあまり記録なし!
んん~~とってもPZらしい、人の行かないライン&初見のガイディング!(笑)
最近はその方が面白いけどね。

那須塩原駅から約40㎞、1時間
歩き出しは「ワイルドフィールドおじか」【5:30】出発
(駐車はゲート手前の少し広くなった所、4~5台駐車可)

前日の登山口の下見の時、ワイルドフィールドの方に聞いたらこっちから登る人は、やっぱりほとんど居ないらしい(^^;)
しかも、もう雪が解けて無理なんじゃな~~い?
と仰っていて、不安要素満載の状態での出発なのである
(まぁPZではよくある事だが(笑))
キャンプ場を抜け、雪の無い男鹿山林道を歩くと程なく雪に当たる
放射冷却で気温は低めで手が冷たいぐらい

雪は表面が凍っているが、踏むと5~10㎝ほど割れて沈む地味にしんどい状態
もちろん、ほとんど人が歩かないので踏み跡は無し
何kmぐらいかな~~??時間が経っているので記憶が定かでない(^^;)
おおよそ2時間(約6km、地形図1010表示地点)ほどしっかり歩いてくると、道が怪しくなってくる

雪が多くなって、林道は崩壊等により不明瞭
でも、まぁ川に沿って歩けば迷う事なし
平を歩くのはもういいよってなる頃(微妙に沈む歩きは結構疲れるのよ)
約9km地点、(地形図上の林道が最後の沢を渡る所)に到着。橋は無し!
頼りなさげなスノーブリッジを渡るしかない(;・∀・)

神さま仏さまにお祈りしてスノーブリッジを渡る【8:30】
どうやら日頃の行いを神さま仏さまは見て下さっていたようだ(笑)

渡渉後は林道がさらに不明瞭
九十九折になっているが、適当に登っていくしかない
傾斜もキツクなるのでここでアイゼン装着【8:40】

ここからはガイドの腕の見せ所!
言い換えると適当に登るっちゅう事ですな(笑)

地形図と現場合わせ&残雪の状況次第で登るラインが変わるので正解は分かりません!
あと、5,6回登れは最適ラインを見いだせるかもしれないが、そんなに来たくない(笑)
ココだけ急な登りだったけど、雪も程よく緩んでいて問題なし

まさに適当に登って尾根に出る【9:30】
尾根に出てしまえば傾斜も緩んで目をつぶっても着ける!(笑)
登りは本当に適当に登っても問題ないが、下りの一番安全で楽なラインを見出すのが問題か。

山頂に近づき、メジャーラインの北西尾根に合流すると踏み跡が出てくる【10:05】
こういうのを見えて、間違ってなかった!と安心するんすよ心の中では(笑)

天気は最の高!!
いや~~持ってるね俺!(笑)
初見ルートで天気が悪い時ほど最悪な時は無いからなぁ・・・
バックの一番白い大きな山は越後三山や会津駒方面(たぶん)

北西尾根に合流すると直ぐに山頂着【10:15】
林道が長く地味にしんどかった以外は意外とあっけなく着いちゃった(アイゼン装着から1時間半!)

山頂の展望は良好!!
コチラは那須岳方面(たぶん)
知らない山域の山座同定は分かりません!(笑)

あの白い立派な山は飯豊山(たぶん)
早く着いたし、時間もあるし、天気も極上なのでPZにしては長めの山頂滞在

山頂を長めに楽しんで
さぁ下りましょか。
踏み跡をトラックバックすれば迷う事なし。
写真の最大傾斜地点は、雪に慣れている人なら正面向いて余裕で歩けるけど、慎重に下山

帰りは雪が緩み切って踏み抜きで少々苦労しつつ
下りになると非常にダル~~~い林道を歩いてキャンプ場に戻る【14:30】
晴天週末のキャンプ場は賑わってました。
最近キャンプが流行ってるから、PZもキャンプ場運営したらいいかも!?

約9時間で男鹿岳終了!
登りは初見だったので飽きることなく行けたけど、帰りの林道はやっぱりダルかった。
さて、大川峠林道とこっちの男鹿川林道とどっちが楽なんだろうか!?
・かかる時間は同じくらい
・行程距離もあまり変わらない(男鹿川林道の方がほんの少し短い)
・標高差は少し男鹿川林道の方が少ない
・林道終点から登るラインは北西尾根の方が緩くて楽か?
残雪が多い年かツアーをもう少し早くするなら、那須塩原の方がアクセスが良いしこっちから登る方が良いかも。