なーーーんと!!!!自分の運の無さを恨みたくなる、先日の大雨による元浦川林道閉鎖!!!!

1座を登頂するのに3日を要する遥かなるペテガリ岳
それが今年はさらに遥かなる山頂になってしまった・・・。
※7月6日で元浦川林道は通行可能になりました。

1日目

直前で判明した林道通行止め
ゲートには無情の復旧未定の立て看板【8:10】
が、しかし。それでも諦めないのがPZ!!
歩いてやろうじゃないか3時間!!(嫌だけど(笑))

林道通行止めですがどうしますか?と聞いても、行く!と言う変態・・・じゃなく強者のゲストの方ともくもくと林道を行く。
通れないのはどこだろうと思っていたらこれだけ??(写真)
コレならすぐ復旧出来るんじゃないの~~??とボヤく。

長く激しくダルい林道歩き。
真新しい熊さんの足跡を見て、少し周りを見渡す緊張感がいい気分転換になる(笑)

そしてもう一つの懸念材料。
蝦夷梅雨のお陰で濁流の元浦川。渡れんのコレ!?
実はこの長い林道歩きが、渡渉できるかどうか分からないギャンブルって言うのがまたシビレる(;・∀・)

そのギャンブルには勝った!!(笑)【11:15】
水量は多いが膝上程度。上流の水は澄んでました。

その後の沢は水量は多いが、沢靴で来ているので問題なし!

クリンソウが綺麗に咲く沢を詰めて・・・

沢源頭のズルズル地帯を抜けて笹を漕げばペッピリガイ峠(勝手に命名)【13:30】

峠の下りも、やっぱりズルズルの下降

沢から林道に出て1時間強
やっとペテガリ山荘到着~~。【15:50】
林道を3時間も歩くとペテガリ山荘に来るまでも遠いわ。
そしてもちろん林道を歩くっちゅうバカは自分たちだけなので貸し切り(笑)

2日目

相変わらず快適なペテガリ山荘で一晩過ごして早朝【4:30】
唯一の救いは、あれだけ事前の天気予報が曖昧だったのにいい予報に変わって晴れが続く事!
雨男パワーは前のツアーで使い果たして今充電中なのだろう(笑)
ともあれ雨の心配なしに遥かなる山頂に出発!

1ピッチ目、ガスが立ち込め蒸すジグザグの道を大汗かきながら標高を上げる
ガスの上まで来ると朝日が眩しい!

お馴染みの標高1000m看板通過【6:15】
なんと!!!ここまで来る間のあの鬱陶しかった笹薮が見事に刈られていた!!!

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1050ピーク【6:30】
その先もご覧のように素晴らしい刈込具合!!

そしてペテガリ様がドーーーーン!!!
薮は無いし天気良いし、テンションアゲアゲである(笑)

浮かれる者は突き落とされる。コレ世の常。
1293ピークの先はまだ薮でした・・・・(^^;)

なんて文句言っちゃ怒られる。
薮刈して下さって皆さん、ありがとうございます!

長い!!!!!
ペテガリを登った人はこれを痛切に感じるハズ。

が、しかし。今年のペテガリは薮もかなり刈ってあるし、晴れで薮が濡れてないし快適なのである。
山頂が近づいて来たぞ~~!

最後の500mの登り前のコルに【9:30】着
この登りを味わった人は口をそろえて言う「もういいわ」(笑)
過激に直登で急だし、薮は鬱陶しいし、ここまで来るのに疲れてるし、そんな500mの登り。

偽ピークに騙され、「まだ~~~~~~~??」と口に出さずにはいられなくなる頃山頂到着【11:20】

この急登が薮刈してあったらどんなに楽か・・・でも日高の山らしさを残すために薮刈は無しなのか??
なんて思ったりする。
そして、あれだけ晴れていたのに山頂は安定の真っ白・・・・(T_T)

前日の歩き(7時間半)と合わせて14時間半の遥かなるペテガリ山頂を味わって帰路
これまた長い・・・・。
しかも天気が良すぎて暑い!!(この日帯広は34℃だったらしい)

登り返しが超スーパーウルトラ堪える・・・。

最後のピークに登り返して、ダニに食われることも厭わずぶっ倒れるゲスト(笑)
みなさん水切れ寸前(^^;)

正に這う這うの体で山荘に最後尾が帰着したのが【17:30】
13時間の死闘の終焉である。

先行で到着した皆さんが裸で水浴びしているので、写真を拡大するのは禁止です(笑)

3日目


林道を歩かねばならない事は忘れる事にして
山荘を出発【5:00】
林道歩いて入渓

渡渉点に【8:40】着
2日前よりずいぶん水量は減ってました。

忘れ(ようとし)ていた林道を無言で歩き出す。

そして、さらに遥かなるペテガリの終焉【12:15】
しつこくは書きませんが帰りの林道のダルさはご想像にお任せします(^^;)

車に乗り林道を抜けてから、三石昆布温泉で流す汗とその後の一杯は極上の味でした!(自分は飲んでませんが)

次の神威岳もまた林道を歩かねばならない事は今は忘れよう・・・・・。